ユニバーサル志縁センター
就労支援×地域づくりに
役立つ情報サイト
Close
Skip to content
多機関参加型ワークショップのススメ
はじめに
Introduction

地域での新たな仕組みづくりの第一歩
就労支援を地域の課題にすることで、就労支援の幅が広がるはずです。

就労支援に関わる地域の関係者が集まり、
対話をする場を設定しましょう。

workshop-imgs_03
多機関参加型ワークショップのねらい
地域づくりの初めの段階で開催する多機関参加型ワークショップは、基礎づくりの意味合いが大きく、
次の二つが主なねらいとなります。
(1)連携の基礎となるつながりの形成

問題意識と目標イメージの共有を通して、つながりをつくります。
「名前と顔がわかる」よりももう一歩深く知り合います。

(2)仕組みづくりの基礎となる情報の収集

参加者がとらえているニーズ、ニーズに対応するために必要な取り組み、
取り組みの目標や期待を洗い出します。
日頃の実践で部分、部分をとらえている参加者にとって、
これは地域の全体的状況をとらえる学びの機会になります。
洗い出した情報をまとめた資料は、企画チームが今後の進め方を検討する際の材料となります。

workshop-imgs_07
多機関参加型ワークショップの企画
地域づくりの初めの段階で開催する多機関参加型ワークショップは、次のような内容で企画するとよいでしょう。
<場の設定>

●意見交換をしやすいよう、
 参加者を4~6人のグループに分けます。
 様々な部署、機関の参加者で構成するグループにします。

●会場設営はグループごとの島を配置する形にします。
 島は模造紙を囲んでグループワークができる大きさにします。

●参加者同士が意見交換をしやすいよう、模造紙と付箋、
 サインペンを用意します。参加者は
 出し合った意見を分類したり、意見のつながりを話し合い、
 模造紙上に表現していきます。 

●意見交換をしやすいよう、参加者を4~6人のグループに分けます。様々な部署、機関の参加者で構成するグループにします。

●会場設営はグループごとの島を配置する形にします。島は模造紙を囲んでグループワークができる大きさにします。

●参加者同士が意見交換をしやすいよう、模造紙と付箋、サインペンを用意します。参加者は出し合った意見を分類したり、意見のつながりを話し合い、模造紙上に表現していきます。

1_多機関参加型WSの写真
<プログラム>
ワークショップ1回目:2時間~2時間半
グループワーク1 ニーズについて 就労支援のニーズがある人はどんな人ですか?
グループワーク2 取り組みについて どのような取り組みがあるとよいですか?
今はないけれど、これからぜひ欲しいという取り組みには印をつけてください
ワークショップ2回目:2時間~2時間半
グループワーク1 ニーズ・取り組みの重点ポイントについて 前回出しあったニーズ、必要な取り組みのうち、とりわけ重要な項目はどれですか?
グループワーク2 目標(アウトカム)
イメージについて
これらの取り組みを実施し、就労支援がうまくいくと、どのような変化が期待されますか?
多機関参加型ワークショップの準備
(1)参加者のリストアップ

就労支援の機能強化を図るために関わってもらいたい地域の関係者をリストアップします。
これまでつながりがなかった機関や団体とつながることができる絶好の機会です。
領域ごとに細分化された就労支援の垣根を取り払うために、できるだけたくさんの関係機関に集まってもらいましょう。

そのあとは、ワークショップの目的によって、参加呼びかけの範囲を設定します。
これまでに「就労支援×地域づくり」をテーマにユニバーサル志縁センターが
携わったワークショップには次のような関係者の参加がありました。

(2)参加の呼びかけ

開催案内をメール等にて送るだけで参加者が集まる場合も
ありますが、これまでにない新たな取り組みをしようとするなら、
電話あるいは対面で話をして、参加をお願いすることをお勧めします。

リストアップした各関係者はどのような観点から、
就労支援に関わり得るでしょうか?どのように話せば
就労支援に関心をもってもらえるでしょうか?

参加呼びかけの段階から地域づくりは始まっています。
企画チームの課題意識やビジョンも交えて話し、
十分なモチベーションをもって参加してもらいましょう。

workshop-imgs_15
ワークショップで出た意見を整理した資料の作成

ワークショップででた意見は、企画チームがこれからの仕組みづくりを検討する際の貴重な資料になります。
参加者がとらえているニーズ、ニーズに対応するために必要な取り組み、取り組みの目標や期待を資料にまとめて参加者で共有しましょう。
必要な取り組みを整理する際、就労支援の5つの要素ページ紹介する「就労支援の効果的援助要素」も参考にしてみてください。

■2022年度に実施した多機関参加型ワークショップ参加者の感想から
WSを通した他の機関とのつながり
voiceimg_19

就労支援には多岐にわたる支援者が市内にいることを知りました。

voiceimg_21

ハローワークの方や障害者支援事業所の方と話しながら、違う視点を知ることができました。

voiceimg_25

民間や地域でも困っている人を支援したいと考えている方がたくさんおられることがわかりました。

voiceimg_26

普段、福祉関係者だけで話していると、なかなか意識できない、企業の視点を知ることができました。

voiceimg_30

支援者側と企業の溝が課題になっていますが、距離をもっと縮められるなと思いました。

〒105-0004
東京都港区新橋4-24-10 アソルティ新橋ビル5階 502
TEL 03-6450-1820
FAX 03-6450-1821


Copyright©CENTER FOR CREATION OF UNIVERSAL SUPPORT SOCIETY all rights reserved.